佐賀県警でDNA鑑定の不正が繰り返されていた問題を巡り、大分県警は10日の会見で鑑定の進捗状況の管理などをより厳格化する方針を示しました。

佐賀県警では科学捜査研究所に所属していた職員がDNA鑑定の不正を繰り返していたことが明らかになっています。

警察庁は8日、首席監察官などを派遣し、原因の究明などを行う特別監察を始めています。

この問題を受けて、大分県警は10日の定例会見で、鑑定の受理の手続きや進捗状況の管理などをより厳格化する方針を示しました。

◆県警 福岡弘毅刑事部長
「佐賀県警における事案を受けてチェック体制の一層の強化図る。佐賀事案を決して他人事として捉えるのではなく、他山の石として受け止め今後も日々の業務を適正に遂行する」

県警では、佐賀の問題発覚後に科捜研の職員などに改めて確認した結果、鑑定は複数人でチェックされていて、不正や問題はなかったとしています。

県警によりますと、2024年1年間で2282件のDNA鑑定を行っているということです。

テレビ大分
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