日本のアニメキャラクターが無断利用され著作権を巡る懸念が相次いでいたアプリについて、アメリカのオープンAIは3日、著作権者がより細かく管理できるようにサービスを修正する方針を発表しました。
動画生成AIのSNSアプリ「Sora」は、文章で指示を入力すると10秒ほどの動画を自動で作成できる新たなアプリです。
9月末にアプリが公開された後、「ドラゴンボール」や「ポケットモンスター」「鬼滅の刃」など、日本の人気キャラクターを無断で登場させた動画がSNS上に拡散され、「著作権を無視している」との批判が相次いでいました。
オープンAIのサム・アルトマンCEOは3日、「著作権者がキャラクターの使われ方をより細かく管理できるようにする」と対策を発表し、日本のアニメキャラクターなどの動画生成に制限をかけました。
また、アルトマンCEOは「特に日本の優れた創作物に敬意を表したい」と述べ、著作権者に生成AIから得られる収益を分配する仕組みも導入するとしています。