核兵器廃絶に向けた機運が高まるなか、10日、広島市と長崎市はアメリカのトランプ大統領に被爆地の訪問を要請する文書を送りました。
トランプ大統領は今月31日から韓国で開かれるアジア太平洋経済協力会議首脳会議に合わせて、27日からの3日間、日本を訪問する方向で調整が進んでいます。
これを受けて広島市の松井市長と長崎市の鈴木市長は連名で被爆地訪問を要請する文書を送付しました。
文書では「人類の重要な岐路にある今だからこそ被爆地を訪問してほしい」としたうえで、「核兵器の使用がいかに非人道的な結末をもたらすかを心で感じ取ってほしい」
などと訴えています。