温泉街が“カラフルな華の蜷川ワールド”に。愛媛県を代表する観光地・松山市の道後温泉で、恒例の「道後アート」が10日に開幕しました。今回は再びアーティストの蜷川実花さんが中心になり、まちをアートに彩っています。

鈴木瑠梨キャスター:
「きょうから始まった道後アート。今年はこの本館が華やかに彩られています。そして入り口にはこの陣幕まさに蜷川ワールド全開です」

「道後アート」の初日は道後温泉本館の前でオープニングセレモニーが開催。関係者がテープカットで開幕を祝いました。このうちの1人が今回の道後アートを再び手がけた写真家で映画監督の蜷川実花さん。クリエイティブチーム「EiM」と、道後ののまちを“カラフルな華”に染めました。

蜷川実花さん:
「アーティストとして一度だけでなく、土地に根付かせていただいて一緒に作品を作れることは本当にうれしくて光栄なことなので、道後は私にとってとても大事な場所になってます」

道後では2014年からアート事業を展開。2015年に蜷川さんが初めて手がけ、今回は4度目のタッグです。

今回のコンセプトは「いのちの咲く湯-A Place for Blooming-」。色鮮やかな花々が道後にまつわる神話や歴史、暮らしの記憶を呼び覚まします。

蜷川実花さん:
「道後温泉自体がものすごく歴史があって、ずっといろんな方たちに長い間愛されてきた場所。みなさんが大事に思っているような気持ちを花の形に変えて、鮮やかにさらに素敵な場所を彩れたらいいなって思って作りました」

今回のイベントでは道後温泉本館は、西側と北側の障子やガラスに蜷川さんが撮影した四季の花々や金魚などの写真36点を設置。入り口の幕は松山市の花・ツバキをメインに、和傘や金魚など華やかなモチーフが散りばめられています。

2階の休憩室はレトロな空間に華やかさが融合。浴衣姿でゆったりとした時間が一層深みを増しそうです。

熊本からの観光客:
「とても華やかで久しぶりに来たんですけど、すごく風流だなって思いました」

大阪からの観光客:
「きれいですね。雰囲気が出てていいと思いますね。外から見て、今日こんなのしてるんかと驚いていましたけど、ちょうどよかったですわ」

夜はライトアップされ、道後の秋の夜に「蜷川ワールド」が浮かび上がります。

さらに今回は初めてオフィシャルショップを設置。一六本舗の店舗を改装し新たにオープンした蜷川商店です。ポストカードにキーホルダーなど、蜷川さんのオリジナルグッズなど30種が並びます。なかにはゆず味の「一六タルト」に蜷川さんのパッケージがコラボした商品も。食べ終わったあともインテリアや小物入れとして利用できます。

「椿の湯」のエントランスには様々な種類のツバキがデザインされた暖簾。道後商店街の入り口にも華やかな提灯と陣幕のゲートが設けられ、道後のまち全体が蜷川ワールドに染まっています。

蜷川実花さん:
「今まで何度も来てらっしゃる方も、またちょっと違う見え方がすると思う。ぜひ訪れていただけるきっかけになったらと思います」

蜷川実花さんらが手がける道後アートは再来年2月末まで開催。期間中は新たな作品も増やしていく予定です。

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テレビ愛媛
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