驚くべき進化を遂げている令和の“学生マンション”。一体、どんな物件なのか。その内部を徹底調査した。

シアタールームにダンスルームまで

福岡市にある入居率ほぼ100%の人気沸騰中の学生マンション。高級感とお洒落さを兼ね備えた寛ぎの空間が広がる。

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10人程度が入れるシアタールーム。大きなソファがあり、壁には映像が映し出される。利用料金は無料。まるで小さな映画館のような贅沢な空間だ。さらに隣室には、大きな鏡が取り付けられたダンスルームまである。

福岡市博多区に2024年1月に完成した学生向け賃貸マンション。全国で学生マンションを展開する会社が手掛けた物件で、東京には夜景が一望できるスカイラウンジ。佐賀市には屋外プ―ル付きの物件もあるという。

『ジェイ・エス・ビー(ユニライフ)』が手がけた東京の学生マンション
『ジェイ・エス・ビー(ユニライフ)』が手がけた東京の学生マンション

10階建ての福岡市の物件は全部で180室。入居率はほぼ100%だ。白を基調とした部屋は広さ20平米ほど。家具、家電付きで家賃は4万円台後半から(※管理費別途発生)。

2024年3月に入居した松田昊大さん(20)は、「僕は1人目の住人だったので、すごくきれいだなというのは感じました。1階シアタールームで大きいスクリーンでゲームが出来て。面白かったですね。こういうところに住ませてもらって親に感謝です」と大満足のようすだ。

月額2万8600円で食事も

そしてこのマンションの最大の魅力が、食事を付けることも可能なこと。管理栄養士が監修し、平日の朝晩2回で月額2万8600円。

食事中の女子学生は「メイン料理とフルーツなどデザートもついていて全然、飽きないです。食事がある方が楽です」と箸を動かす。

充実した食事にシアタールームやラウンジなどホテルのような設備。このマンションを手がけた『ジェイ・エス・ビー(ユニライフ)』博多駅前店の木村文美さんは「初めての1人暮らしなので、県外から出て来られている方が、殆どにはなるので、共有スペースを利用して他の学校の学生さんとかとも交流して頂き、輪を広げてもらえたら」と話していた。

昭和の時代「3畳一間の小さな下宿~」と歌われていた学生生活も遠く遥かな過去。時代は大いに様変わりしたようだ。

(テレビ西日本)

テレビ西日本
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