京都大学理事の北川進さん(74)がノーベル化学賞に選ばれ、研究成果の実用化に動く企業からは喜びの声が上がりました。

北川進さん(74)は二酸化炭素など特定の物質を吸着・貯蔵できる特殊な構造体を開発したことが評価され、8日、ノーベル化学賞の受賞が決まりました。

環境やエネルギーの分野での応用が期待されていて、神戸市のベンチャー企業「Atomis」は、北川さんが開発した構造体を活用し、気体を閉じ込められる性質を使った材料の実用化を目指しています。

【株式会社Atomis浅利大介代表取締役】
「北川先生がノーベル賞をとると使ってみようかなという人が増えて、一歩一歩前に進んでいけるので追い風以外何ものでもないです。」

「Atomis」は今後、この材料を排気ガスの処理や抗がん剤治療などにも役立てていきたいと話しています。

関西テレビ
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