長崎税関は、麻薬を輸入しようとした関税法違反の疑いで、菊陽町に住む男を熊本地検に告発しました。男は調べに対し、「お金がもらえると思って荷物を受け取ろうとしたが、合法なものだと思っていた」と容疑を一部否認しているということです。

告発されたのは、菊陽町津久礼に住むタクシー運転手篠崎進容疑者です。

長崎税関によりますと、篠崎容疑者はことし7月、麻薬成分『THC』を含む液体254.69グラムをアメリカから日本に密輸しようとした、関税法違反の疑いが持たれています。

成田空港で輸入品の検査をしていた麻薬探知犬が今回の荷物に反応し、税関職員が液体を発見。液体は粘度の高いもので、紙やタオルに包まれた状態で送られていたということです。

また熊本県警は麻薬取締法違反の疑いで、篠崎容疑者を9日付で書類送検しました。調べに対し篠崎容疑者は、「共犯者とSNSでやり取りをし、荷物を受け取ればお金がもらえると思って了承した。

荷物を受け取ろうとしたことは間違いないが、合法なものだと思っていた」と容疑を一部否認しているということです。警察は共犯者や入手経路についても調べを進めています。メモ篠崎容疑者は同様の麻薬取締法違反事件で先月、逮捕、起訴されています。

テレビ熊本
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