刃物を持った不審者が市役所の窓口に現れたことを想定した訓練が射水市役所で行われました。
市役所の窓口で刃物を見せて職員を威嚇するのは警察官が扮する不審者です。
訓練は今年3月に富山市役所で刃物を持った男が侵入した事件を受け、射水市が初めて行いました。
職員は刺股を手に対峙し、通報で駆けつけた警察官に不審者が取り押さえられるまでを実践しました。
初めての訓練で不審者に対応した職員は…。
*射水市環境課 奥野雄飛さん
「今回訓練したことで流れというか、どのように対処すればいいか初めて分かった部分が多かった。とにかく落ち着くことではないか。パニックになったら攻撃的になってくるので落ち着いて対処することが一番大事だ」
また、不審者によって放火されたことを想定して消火と避難の訓練も行い、突然の危機に的確に対応する手順を確認していました。
刃物をもった不審者が市役所に侵入する事件が全国的に相次いでいることを受け、警察は不審者が現れた場合は市民や職員の安全確保を第一に、冷静に対応できるようにしてほしいと呼びかけました。