連日、目撃が相次ぐクマ。9日朝、山形市の市街地でも1頭目撃され、芋煮会でにぎわう河川敷の近くということで、市は注意を呼びかけている。
(リポート)
「山形市銅町2丁目の交差点です。けさ(9日)午前7時すぎ、この辺りでクマが目撃されました。近所の人に話をうかがったところ、その時間帯は朝の通勤・通学で車通りが多いということです」
山形市によると、9日7時15分ごろ、山形市銅町の二口橋付近で路上を歩くクマ1頭が目撃された。
クマはその後、西の市街地の方向に走り去り行方がわからなくなったが、市は付近をパトロールするなど警戒を続けている。
(付近で働く人)
「怖いですね。夜とか。駐車場もちょっと遠いので、怖い。人通りがあるので、小学生とか危ないと思う。芋煮会もする場所だし」
クマが目撃された場所のすぐそばには馬見ヶ崎川があり、いまの時期は芋煮会でにぎわう。
クマは河川敷を移動して市街地に出没したとみられていて、市は芋煮会を行う際、注意するよう呼びかけている。
<芋煮会のクマ対策>
■音を出してクマに存在を知らせるなど基本的な対策は同じ
■残飯をそのまま放置しない
■クマが多く目撃されている早朝・夜間は特に注意が必要
このほか、鶴岡市・金山町でもクマが目撃されている。
このうち金山町では9日朝、クマ3頭が目撃された。
この影響で町内の小中学校あわせて2校が休校の対応をとった。
町は現在、クマの行方を追うとともに、猟友会や教育委員会とともに10日の対応について協議している。