朝晩、一気に涼しくなって秋の深まりを感じるようになってきた。山では紅葉が見ごろを迎えているということで、名所のひとつ蔵王に行ってきた。

蔵王温泉街の中心に乗り場がある「蔵王中央ロープウェイ」。
朝は濃い霧がかかっていて少し天気が心配だったが、ロープウエーで登っていく。

(リポート)
「標高1400メートル、鳥兜駅まで来ました。今の気温は9℃ということで、上着を重ねていても肌寒く感じます。そして先ほどまで霧がかかっていたが、だいぶ視界が晴れてきました。木々が色づいています。紅葉進んでいます」

鳥兜駅周辺は見ごろまでまもなく。
いま一番見ごろを迎えているという場所に向かって、リフトで約100メートル下って行く。

トレッキングコースが整備され、夏は避暑地として、秋は紅葉の名所として人気のドッコ沼。

(リポート)
「ドッコ沼、まさにいま見ごろに入っているということで、赤・黄・オレンジと鮮やかに色づいてとてもきれいです。澄んだ空気に癒されながら紅葉を楽しむことができるのは格別ですね」

2025年も去年と同様、夏の暑さの影響で例年より1週間ほど遅れて9月末から徐々に木々が色づき始めたそう。

9日は青空とのコントラストを見ることはできなかったが、風がない時間帯はエメラルドグリーンの水面に、色づいた木々が反射して美しい景色を楽しむことができた。

(宮城から)
「最高。こんなきれいなところ、自然がいっぱいで。空気が澄んでいるのですごく空気もおいしいし、沼に映る紅葉が素晴らしい」

(静岡から)
「“蔵王”という合唱曲にあるドッコ沼が見たいと思って来た。まだ紅葉していないと思って来たらすごく紅葉していて良かった」

(神奈川から)
「色の鮮やかさが全然違う。日本全国紅葉を見て回っているが、やっぱり東北の紅葉が1番」

(東京から)
「写真で見た時よりも実際の方がすごく色が深くて自然を感じられて、癒されたい人には最高」

(韓国から)
「美しい。韓国の会社の友達がすすめてくれた。かわいくて美しい」

ドッコ沼の紅葉は来週まで見ごろが続き、その後、11月上旬にかけて徐々に温泉街へ下りていくという。

ドッコ沼は平地より気温が10℃ほど低い。
青空とのコントラストが見られなくて少し残念だったが、いろんな色の木々が視界いっぱいに広がってとてもきれいだった。

平日にも関わらず多くの人が足を運んでいたが、みなさんクマの心配があるようで、クマ鈴を身につけたりラジオを携帯したりと対策をしていた。

さくらんぼテレビ
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