北海道枝幸町の水産物加工製造業「丸二永光水産」が、旭川地裁から民事再生手続き開始の決定を受けていたことが分かりました。
民間の信用調査会社、帝国データバンクによりますと、負債総額は約27億6000万円とされています。
丸二永光水産は1987年3月創業。ホタテやナマコを主体に、イカ、カレイ、タラなどの冷凍水産食品、塩蔵ナマコや鮭トバなどの加工品製造を手がけ、道内外や香港、韓国、米国へも販路を広げていました。
ピーク時の2023年2月期には61億1800万円の売上高を計上していました。
しかし、近年は中国による日本海産物の輸入禁止などの影響を受け、2024年2月期の売上高は39億6700万円に縮小。東南アジア向けの販売を開始するなど、売上回復を図りましたが、資金繰りが厳しくなり、9月30日に旭川地裁から民事再生手続き開始の決定を受けました。
2025年8月時点の従業員数は30人でした。