11日から始まるクライマックスシリーズ・ファーストステージ!その展望と今シーズンのファイターズについて、チームOBの“超人”こと糸井嘉男さんと谷口雄也さんに語っていただきます!
ファイターズOBの糸井嘉男さん!日本人離れしたパワーとスピードで球界を代表する外野手として活躍しそのプレースタイルから超人の愛称で親しまれています。ファイターズ時代は10歳以上離れた先輩後輩の間柄でしたが…
―― プライベートでの関わりというのはあったんですか?
(谷口)「オフシーズンに、一緒にキャッチボールしたり、バッティング練習したりというのはあって、トレードの話になった時に、『ちょっと近くの駐車場まで来てるんだけど、自分の車で行くとメディアの方に見つかっちゃうから、駐車場まで迎えに来て』って言われて、僕は残りの1月の後半、糸井さんの運転手をしてたんですよ」
(糸井)「思い出した!」
(谷口)「後部座席の足を置く幅あるじゃないですか。あの幅に糸井さんの大きな体がギュウって小さくなって」
(糸井)「なんかね、閉ざしてたんだよ僕も心を、若干ね」
――まず今年のファイターズを語っていただきます
(糸井)「全体通してだと、やっぱりレイエス選手だと思う。サヨナラホームランとか、本当に試合を決めるようなバッティングを見せてくれたので」
――レイエスのパワーヒッターとしての能力というのは?
(糸井) 「頭がいい。あの巨漢であの風貌で、走り方は可愛いですけど、やっぱり配球を考えて打ってるなとは思うんですよ。頭がいい。僕と同じで頭がいい!」
――11日から行われるクライマックスシリーズの展望へ。ファーストステージは最大3試合。先に2勝したチームがホークスとのファイナルステージに進出できます
(糸井)「一試合目、一打席目。バッターだったら一打席目、初球。ここを大事にしてほしいですね」
―― 過去の歴史で見ると、34回中29回、初戦取ったチームがファイナルステージに進んでいるという過去のデータがあります
(谷口)「となると、本当にまず一つ目が大事。ただ本当に勝つためにみんながどう働くかというシンプルな戦い方になるんじゃないかと思います」
――先発するピッチャー、ファイターズは誰になると思いますか?
(谷口)「伊藤投手かなと思いますね。エースと呼ばれるピッチャーが勢いを持ってくるために、流れを持ってくるためにマウンドに上がるんじゃないかと思いますね」
(糸井)「ファーストステージを勝ち進むっていうのは、勢いに乗れるっていう部分もあるので、モイネロを食ってください!」
――やっぱり初戦はモイネロが来ると思いますか?
(糸井)「えっ、違うの?」
(谷口)「特にファイターズ戦にモイネロ投手をぶつけてきたということもあるので、打線がつながるのを、恐らく見ることが少ないのではと思うと、ホームランであったり長打といった部分も試合の勝利につながってくると思います」
(糸井)「一発という魅力も、ファイターズは兼ね備えているので、いきますよ!」
――クライマックスシリーズ突破の確率、何%だと思いますか?
(糸井)「ズバリ言いましょうか。流行りのあの言葉使いますね、僕は。ズバリ、50-50です!」
――理由を伺いましょう。どうして50-50ですか?
(糸井)「いや、今のはね、言いたかっただけです。70%くらいあると思います。ファーストステージ取って、勢い乗ってファイナルステージの一戦目を取れば、70%以上は行くと思います。背番号7やからっていうのもあるけど」
(谷口)「85%!強いホークスっていうのも冷静に見た時に分かりますが、あとは北海道で盛り上がらないといけない、このファイターズというところで、乗せましたよ、僕は」
――かなり個人的な事情も含まれてます?
(谷口)「もちろんです、もちろんです」