開店前から3000人もの人が列を作りました。なかには9時間近く待った人もいるそうです。「イオンモール仙台上杉」が10月8日グランドオープンし、初日から多くの人が訪れました。
下山由城アナウンサー
「グランドオープン直前のイオンモール仙台上杉です。平日水曜日ですが、開店を待つ多くの人で大行列!そして続々と、イオンモールに向かう人の姿も見られます」
先頭に並んだ2人(Q.きょうは何時から)
「午前1時から並んでました。めっちゃ並んだので“やっと”って感じでうれしい」
午前10時にグランドオープンした「イオンモール仙台上杉」。地上4階建ての建物には「あたらしい街ナカぐらし」をコンセプトに、およそ140の専門店が入り、このうち26店舗が東北初出店です。
記者リポート
「食と暮らしを重視した1階には、スイーツや惣菜など食卓を彩ってくれそうな13店舗が出店しています」
東北初出店となる「@FROZEN」。バイヤーが厳選した全国のご当地スイーツや有名店のグルメなど、およそ1000品目の冷凍食品が並びます。
買い物客
「すごく種類が多くて、宮城にいたら買えない冷凍食品とかもあったので、気になって色々買いたい」
午前1時から並び、一番乗りしたこちらの2人は…。
先頭に並んだ2人
「“神戸コロッケ”という店に行きたい。甘いものいっぱい試食したから、色んな種類あるからコロッケおいしそうと思って」
そして、念願の「神戸コロッケ」を無事ゲット!ノートを取り出して、何かを書き始めました。
先頭に並んだ2人
「コロッケ買った!!しょっぱくて油!サイコー、とり肉大好き」
2人が所属するサークル「東北大学動く会」には、「商業施設オープン日に先頭に並んで記録を残す」という半世紀ほど続く伝統があるそうです。
先頭に並んだ2人
「大学生活の間に目立たないことだけど、やりましたみたいな記録を残している」
この後、大学に戻って活動報告をしたそうです。
2階に行くと、列ができる店舗が…。
買い物客
「九州で有名で、初めて仙台に出ると聞いたので来てみた」
福岡発祥の「博多天ぷらたかお」。揚げたての天ぷらを低価格で味わえるとあって、福岡市内でも1時間待ちの行列ができる人気店だそうです。
レストランエリアには1階と2階合わせて19店舗が出店。どのお店にするか、考えながら店内を歩くのも楽しみ方の一つかもしれません。
3階には、学研の図鑑・科学とコラボレーションした体験型施設のほか、ベビーカーでも通れる広々とした通路が特徴の「ゲームコーナー」も。
記者リポート
「最上階の4階には、食事がとれるスペースに遊び場なども整備され、買い物の合間に一息つける空間となっています」
大型モニターが目を引く「グルメアリーナ」。およそ700席が備えられ、スポーツ観戦などを楽しみながら食事ができる空間です。子供連れにうれしい小上がり席も。
買い物客
「子供がちょっと動いたりして、ハイハイする子でも使いやすいかな」
さらに、グルメアリーナに隣接する、「KAMISUGI ONE PARK」は、屋外スペースに遊具が設置されているほか屋内にも芝生エリアを整備。天候に左右されることなく遊ぶことができます。
買い物客
「子供が遊ぶところがあると、こっちも安心して買い物ができる」
このイオンモールは一時避難施設として開放できるよう、非常用発電や給水設備を備えています。
近くでこども園を運営し、地域で防災や防犯の取り組みを進める菅野さんは…。
杜のみらいこども園 菅野猛園長
「10年前よりも高層マンションがだいぶ建っているので、防災拠点として、地元ではだいぶ期待している」
一方、懸念されていた渋滞の発生については…。
下山由城アナウンサー
「イオンモール仙台上杉の駐車場に入っていく右折路なんですが、交差点ということもあってかなり車の列が長くなってしまっています」
午前中は、この右折レーンにつながる十字路交差点でも車の列が見られました。午後になると…。
記者リポート
「午後2時過ぎです。店舗前の愛宕上杉通りでは駐車場に入る車の影響でしょうか、やや渋滞しているのが確認できます」
一部の車線で渋滞がみられました。人や車の流れ、防災の在り方まで、様々な面で仙台市中心部の形を変えそうなイオンモール仙台上杉。
営業時間は、生鮮食品などを販売するイオンスタイルとレストランは午後10時まで、専門店は午後9時までとなっています。