西日本選手権での目標は“200点超え”。スケートを通して描かれる彼女の生き様から目が離せない。

3位に吉田陽菜。
ショートは新プログラム『KillBill』。「初めてで気に入っている」と話す黄色のパンツスタイルで登場した吉田は、ジャンプの回転不足が響き54.71点。

「1つ1つの要素に集中したい」と話したフリーは再演の鶴のプログラム。冒頭、代名詞のトリプルアクセルに挑戦し、回転不足ながら着氷すると、その後も大きなミスなくまとめた。
鶴が飛び立つような振り付けが個性的なステップシークエンスではレベル4。スピンもすべてレベル4を獲得した。
フリーの曲は著作権の問題で1度違う曲に変更していたが、「最初1回NGと言われてしまったけど、今は再交渉していい方向に進んでいるのでしっかりそのタイミングから滑り込んでいる」といい練習も積めている様子。
勝負のGPシリーズ中国大会へ向けて、出発まで2週間。「しっかりやるべきことを毎日こなして、毎日大切に練習したい」と、ここからさらなる高みへ羽ばたいていく。

また、全日本選手権過去2回出場を誇る関西大学4年生の鈴木なつは、9月初めに拠点を故郷・仙台に戻し、迎えるラストシーズン。
「岩本英嗣先生とも本田武史先生とも全日本に行けたんですけど、浪岡秀先生とは行けていないので、浪岡先生と一緒に全日本に行けたら嬉しいなと思うのでそこを目標にやっていきたい」
最後に滑ると決めていた『レ・ミゼラブル』で恩師を最高峰の舞台へ連れていく。