クマの痕跡や目撃情報が相次ぐ勝山市内で、7日夕方から8日朝にかけ、7キロ圏内で立て続けに3件の目撃情報がありました。市はパトロールを強化するなどして注意を呼び掛けています。
同市北郷町檜曽谷では、7日午後4時50分頃に新町ふれあいセンターの南西約100メートルの地点で、子グマ1頭が目撃されました。
8日は、午前7時20分頃に勝山市荒土町松田の白山神社の境内で、成獣1頭が目撃されました。数百メートル北には荒土小学校があり、クマは住宅が建ち並ぶ南側へと移動して行きました。
この荒土町から約7キロ先の村岡町栃神谷では、午前7時半頃、栃神谷公民館の北約100メートルの田んぼでも、成獣1頭が目撃されました。クマは北側の滝波側へと移動して行きました。
市はパトロールを強化して注意喚起するとともに、クマを寄せ付けないためにもカキの実を早めに収穫して処分するよう呼び掛け、市役所に処分用のごみ収集車を配置しています。
市によりますと、クマの痕跡や目撃情報は7日から急増。1日に3~4件が寄せられるのは、大量出没した2年前などと同様のペースだとして警戒しています。
