長崎市の諏訪神社の秋の大祭「長崎くんち」は7日、初日となる前日(まえび)を迎えました。
鎮座400年の節目の今年、6つの踊町が踊りや曳き物などのだしものを奉納しました。
午前7時、澄み切った秋晴れの下、開幕した伝統の秋祭り「長崎くんち」
諏訪神社 鎮座400年の今年、奉納の一番手は新橋町の阿蘭陀万歳です。
長崎検番の芸妓衆があでやかに舞うと、ユーモラスな表情の万歳と才蔵が登場します。
長崎に流れ着いたオランダ人が生計を立てるため、万歳をして家々を回る様子を異国情緒たっぷりの踊りで表現しました。
才蔵 桃羽さん
「すがすがしくて」「光栄なこと、踊らせていただいて」
万歳 茶々丸さん
「初めての主役なので、今まで姉さまが演じた万歳の格好も忘れず、茶々丸らしい万歳で3日間過そうと思う」
200人を超える大所帯で龍踊を奉納したのは諏訪町です。
かわいらしい子龍に青と白、2匹の龍が踊り場で天高く舞います。
玉を見つけ必死に追いかける龍の動きを「優雅に、勇壮に、美しく」表現しました。
龍頭 濱崎千諒さん(「濱」は「まゆはま」、「崎」は「たつさき」)
「最初は圧倒されたけど、できることを最大限やろうと思い、頑張った」
山下 寛一 総監督
「朝からとにかく声を出せと、出したら緊張感が少しはほぐれるよと言っていたので、朝の教訓が生かされたのでは」