2024年に首都圏で相次いだ闇バイトによる強盗事件のうち、千葉・白井市と市川市の住宅に押し入り現金を奪った罪などに問われている実行役の男の裁判で、検察側は懲役20年を求刑しました。
高梨謙吾被告は2024年、千葉・白井市と市川市の住宅で仲間と共謀し、住人に暴行を加えたうえ、「殺すぞ」などと脅し、現金やキャッシュカードを奪った罪などに問われています。
6日の論告で、検察側は「楽に大金を手に入れるため安易に闇バイトに応募し、強盗と認識していたのにもかかわらず、金欲しさから犯行をやめなかった」と指摘し、懲役20年を求刑しました。
弁護側は、「市川市の事件では被害者に直接殴るなどの暴行を加えておらず、事件後自ら警察に出頭した」などと主張し、懲役8年を求めました。