3日午後、宮城県栗原市の山中でキノコ狩りをしていた70代の女性がクマに襲われました。女性は心肺停止の状態ということです。また別の女性は山中で行方が分からなくなっています。

3日午後1時半ごろ、栗原市の栗駒山でキノコ狩りをしていた人から、「仲間の女性がクマに襲われた」と警察に通報がありました。

警察などによりますと、キノコ狩りをしていたのは70代の4人グループで、このうち、女性1人が出血した状態で発見され、現在、心肺停止の状態だということです。

また別の女性は現在、連絡が取れておらず、警察は遭難した恐れもあるとみています。警察によりますと、4人は別々に行動していたということで、現在、連絡が取れている人から話を聞くなどして、当時の状況の確認を進めています。

栗原市では、現場周辺に地元猟友会のメンバー3人を向かわせましたが、これまでにクマの発見には至っていません。

今年はクマの餌となるブナの実が大凶作で、先月末までの栗原市内でのクマの目撃件数は121件となり、すでに昨年度の2倍近くとなっています。

仙台放送
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