前橋市議会は3日午後、既婚の市幹部職員と10回以上ラブホテルに行っていたことを認めた小川晶市長に対して、「市民に深い不信と失望を招いている」「自らの進退を速やかに決断して明らかにするよう強く求めるものである」との申し入れ書を提出した。
小川市長は「しっかりと受け止めます」と応じた。
申し入れ書では、「小川市長に関する一連の報道は、市民に深い不信と失望を招いている」と指摘。「社会現象にまで発展しているこの問題に対し、小川市長は説明責任を果たしておらず、小川市長の説明も真実として受け止められていない」と厳しく指摘した。
その上で、「市長という公職は、その私生活においても高い倫理性と高潔性が求められる立場」とし、「小川市長の振るまいとその後の対応が市政に大きな混乱と停滞を招いていることを猛省し、第三者に相談するとしている自らの進退を速やかに決断して明らかにするよう強く求めるものである」としている。
小川市長をめぐっては、会見で既婚の市幹部職員と10回以上ラブホテルに行っていたことは認める一方、「男女の関係はない」と説明している。
市長は2度にわたり市議会に対して説明しているが、その際にも、「男女の関係や恋愛感情はない」と断言した上で、「真面目で冷静で優秀な方で、意見も言ってくれる方だったので相談をしていた。ホテルという相談場所は不適切だった」と説明したという。
男性職員の妻など家族については、「謝罪の意思はお伝えしていますが、現状ではかなっていません」「本件で当該職員とその後家族に多大なご迷惑と苦痛を与えてしまったことに対しては、誠意をもって対応し、人道的な配慮を最優先で尽くしてまいります」などと回答していた。
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