自民党総裁選は4日に投開票が行われ、新しい総裁が選出されます。
FNNは、全国の党員票の動向を独自に調査したところ、高市前経済安全保障担当相が17の都道府県で他の候補をリードしていることが分かりました。
FNNは、3日までに全国47の都道府県で自民党の地方議員や組織、支援者などを取材し、党員票の動向を調べました。
現時点では、高市氏が地元の奈良県など関西圏をはじめ、東京・千葉など関東でも支持を集め、17都道府県で優勢となっています。
小泉農水相は地元・神奈川県など15の県で優勢で、高市氏を追う形です。
ただ、高市氏と小泉氏は6つの県で競り合っています。
林官房長官は地元の山口県など4つの県で優勢で、茂木前幹事長と小林元経済安保相は苦戦しています。
一方、国会議員票の動向については、FNNの最新の調査では小泉氏が80人を上回る支持を固め、党員票の動向と合わせ、現時点で総合的にトップとなっています。
次いで林氏が約60人、高市氏が40人を超える議員の支持を固めていて、党員票の動向を踏まえると、高市氏、林氏による2位争いが展開される見通しです。
ただ、態度を明らかにしていない議員が50人ほどいるため、トップを巡る争いは予断を許さない情勢となっています。