鳥取市の霊石山でパラグライダーの男性が墜落し、木に宙づりになった事故で、男性は発生から約5時間後に救出されました。けがはなかったということです。
警察によると1日午前11時50分ごろ、鳥取市河原町の霊石山でパラグライダーで飛行していた男性が木に引っ掛かり減速し、山中に墜落。樹上で宙づりになって自力で脱出できなくなりました。
救助要請を受けた消防が20人態勢で対応にあたりましたが、宙づりになった木の高さが約30メートルあるなど作業は難航し、発生から約5時間後にようやく救出されました。
救出されたのは鳥取市の27歳の会社員の男性で、当時標高約330メートルの霊石山の山頂付近から離陸しましたが、「低空飛行をしていたら木にひっかかった」と話しているということです。男性にけがはなかったということです。
霊石山は、パラグライダーやハンググライダーが離陸する基地になっていて、この日も男性は仲間5人で訪れていたということです。
警察によると、当時風は吹いていたものの、パラグライダーの制御が難しくなるような強さではなかったということで、詳しい墜落の経緯などを調べています。