えん罪被害者を救済するための再審法の改正を訴えたパレードが行われました。

大阪弁護士会は、現在の再審制度に検察側の証拠開示規定がなく、再審決定後も検察の不服申し立てによって救済が遅れることなどを問題視しています。

参加者の阪原弘次さんは、1984年に滋賀県日野町で発生した強盗殺人事件で父の弘さんが無期懲役となり服役中に病死しました。

証拠や自白の信用性に疑問が生じるとして、7年前に大津地裁、おととしには大阪高裁が再審を決めましたが、検察が不服を申し立て、最高裁の判断待ちが続いています。

【服役中に死亡した阪原弘さんの長男・阪原弘次さん】「検察が抗告さえしなければ、すでに再審裁判が始まってるし、再審無罪が出てると思います」

法制審議会でも再審法改正の議論が始まっていますが、大阪弁護士会は検察側の意向に沿った改正にならないよう警戒を強めています。

関西テレビ
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