岩手県矢巾町の県消防学校で、2025年春に採用され半年間訓練を積んできた新人消防士の卒業式が9月30日に行われました。家族が見守る前で訓練の成果を披露しました。

県消防学校では、毎年半年間の教育訓練を受けた新人消防士たちが、卒業式に合わせてその成果を披露するのが恒例となっています。

2025年卒業したのは、県内12の消防本部から集まった70人で、30日は家族が見守る前で消火や救助などの技術を披露しました。

2025年は2月に大船渡市で大規模な山林火災が発生。その直後にこの学校に入った新人消防士たちは、特別な思いで訓練を重ねてきました。

卒業生・大船渡地区消防本部 関根大晟さん
「率直に思ったのは火災の怖さ。より一層気を引き締めなければと思った」

卒業生・大船渡地区消防本部 金野豪さん
「現場での活動はもちろん、日々の生活から消防士の自覚を持ち、市民から信頼される消防士になりたい」

9月30日に卒業した新人消防士たちは10月1日から各地の消防本部で業務にあたります。

岩手めんこいテレビ
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