坂井市の福井空港に30日、46人乗りの中型プロペラ機「ATR42-600」が着陸しました。この機体は新潟の運行会社「トキエア」のもので、今回は試験飛行のため新潟空港から40分ほどのフライトでした。
  
県は、7月に福井空港ビル再整備構想を策定していて、今回の試験飛行で課題を検証し、今後、中型プロペラ機のチャーター運航を目指す考えです。
  
30日は福井空港での離着陸や、滑走路内でうまく旋回ができるかなどを確認しました。
 
この運航会社は現在、新潟ー南紀白浜間でチャーター便を運航していますが、福井空港の利用は初めてです。
 
トキエアの長谷川政樹社長は「試験飛行は問題なかった。日本海側の地方が結ばれたらいい」と今後に期待を込めました。
 
福井空港は現在、グライダーや小型機の飛行に利用されていますが、過去には2003年から6年間、中型チャーター機が年2回ほど飛んでいました。
 
県は主に観光面での需要を捉え、こうした中型プロペラ機のチャーター運航の復活を目指します。

福井テレビ
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