福井市中心部で整備の計画が進む「福井アリーナ」について、福井市が市民を対象に行った意識調査で、回答した市民の半数以上がアリーナに「コンサートの誘致・開催」を期待していることが分かりました。
◆期待する機能は「コンサート」が最多
この調査は、市政運営の方向性を探ろうと数年に一度、市が行っています。今回は、今年5月6月に18歳以上の市民2500人を対象に、暮らしやまちづくりなど市の取り組み全般について調査。約1000人から回答を得ました。(回収率は約40%)
このうち、東公園に建設が計画されている「福井アリーナ」の「期待する機能」を聞いたところ、「コンサートの誘致・開催」が56.3%と最も高く、「市民の利用」(スポーツ・イベント)が42.1%、「プロスポーツの観戦」が41.1%と続きました。
「コンサートの誘致・開催」に期待すると答えたのは、40代で68.2%、50代で67.0%と高い結果に。
◆騒音や渋滞「解決策が見出されていない」
自由記述では次のような声も―
「結果ありきで話が進んでいる。何億もの税金を投じるのはおかしい」(30代・女性)
「騒音や渋滞など、何ひとつ解決策が見出されていない」(60代・女性)
「福井の新しい顔として恐竜だけに頼らないアリーナの完成を楽しみにしている」(60代・女性)
なお、この調査では▼アリーナ建設の賛成・反対▼計画に対する理解度を問う設問はありませんでした。