29日の東京都心は、季節外れの真夏日となりました。
9月下旬は平年、最高気温は25度前後ですが、5度以上も高い30.9度まで上昇しました。

季節外れの暑さに、東京スカイツリータウンのソラマチ広場の噴水では、水浴びする人たちの姿も。

29日の都心は、午後2時前に最高気温30.9度を観測。
2025年88回目の真夏日となりました。

2025年最後とみられる真夏日に、子供たちが噴水で水浴びし、全身びしょぬれで満喫する様子が見られましたが、「冷たい」と話す子供もいました。

一方、屋外で開催されているグルメイベント。
会場では真夏のような対策がとられていました。

東京・新宿の大久保公園で開催されている「餃子からあげ祭」では、全国各地のギョーザ、から揚げが大集結し、訪れた人たちの秋の食欲を刺激していました。

その会場内の気温は、手元の温度計で33度を指し、じわっと汗をかくような暑さでした。

会場の暑さに、長袖を着てきた女性は「いや暑いです。シースルーでできたらなとか思ったんですけど、全然半袖の方が良かったです。いらなかったです」と話していました。

さらに、会場にいた大学生3人組はおいしいギョーザを食べて大満喫ですが、「今日歩いてきたんですけど、めちゃくちゃ暑くて、ハンディーファンとか持ってくれば良かったなって後悔しました」と話していました。

一方、ギョーザ、から揚げを提供する屋台では、真夏のような対策が講じられていました。

らあめん元・内田元店主:
フライヤーの前だと180度超えているんで、どうしても暑くはなっちゃう。(Q.後ろに置いているのは?)スポットクーラーなんですけど、先月のイベントがあまりにも暑すぎて、暑くなったら困ると思って持参しています。

30日からの東京都心は、秋らしい空模様となる見通しです。

一方で、ゲリラ雷雨も発生しています。
午前8時前の大阪・八尾市では、分厚い雨雲で薄暗い中、突如明るくなり、雷が落ちる様子をカメラが捉えていました。

さらに、その直前にも雷が落ちていました。

撮影者:
100メートルほど先じゃないですかね。いきなり目の前で雷がドーンと一発目が落ちて、その後で避雷針なのかアンテナなんかに雷がドーンと落ちた。下から地響きみたいな感じで、ドンと突き上げられるような揺れと音。その後の煙にちょっとびっくりしました。

29日朝の大阪では大気の状態が非常に不安定となり、ゲリラ雷雨が各地で発生。
冠水被害も起きました。

午前7時過ぎの大阪・関西万博会場の西ゲートでは、旗が横に大きくなびき、横殴りの雨が降る様子が見られました。

午前6時40分ごろは、アスファルトを大粒の雨がたたきつけ、前を歩く人はずぶぬれになっていました。

このあとの帰宅時間帯、関東でも雨が降る恐れがあり、最新の情報に注意が必要です。

29日は東北と北陸で警報級の大雨の恐れがあるとして、土砂災害などへの警戒が呼びかけられました。

石川・輪島市では28日夜から29日朝にかけ、断続的に雨が降り続けました。

市内を流れる八ヶ川では29日朝、茶色い水が流れて水位が上昇。
一時、氾濫危険水位に達しました。

一方、30日からの東京都心は最高気温が27度と9月中旬並み。
この時期らしく、過ごしやすい空模様となる見込みです。

FNN
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