「トマトが高くて買えない…」買い物客を悩ませる野菜高騰
買い物客の頭を悩ませている野菜の高騰。
愛媛県松山市のスーパーの売り場を見てみると…
買い物客:
「高いね」
「高くなっているなとは思います」
「トマトがちょっと高くて買えないかな」
そのトマトの値段は…
鈴木瑠梨アナウンサー:
「トマト1個税込みで214円!これ一個ですよね?」
トマトの価格は例年の約1.5倍の1個214円。
このほかにも北海道産のタマネギも5割アップの1袋279円。
キュウリは2割アップの1本75円に。
さらに、秋の味覚リンゴやナシも例年より1割ほど上がっているという。

野菜高騰の要因は”夏の暑さ”と”大雨による出荷減少”
これらの高騰の要因について聞いてみた。
コープ余戸 中村優副店長:
「暑さがすごく長く続いてしまって、酷暑による影響が大きいかと思います」
夏の暑さで生育不良が見られたほか、局地的な大雨によって、出荷数が減少した影響が続いているということだ。

野菜だけではない…猛暑の影響で鶏も夏バテで卵価格にも影響
鈴木瑠梨アナウンサー:
「価格高騰は野菜だけではありません。こちら、卵も広告の品で1パック236円。今や物価の優等生とは言えないですね」
高値が続く卵は、1パック200円以上が当たり前になってしまった。
コープ余戸 中村優副店長
「暑さで鳥が夏バテになってしまうんですよね。エサを食べなかったりで、殻が柔らかい卵や商品にならないような卵が増えてしまい、取れる量が少なくなる」
家計をやりくりする買い物客は…
買い物客:
「(子どもに)なるべく食べさせたいというのはあるんですけど、決まったお野菜ばかりになってしまいますね。栄養が多いという豆苗とかは良く使いますかね。お安いし」
「高いなって思いながらやっぱり食べたいので買ってますけど」
「そりゃ安いのが一番ええのはええんだが、なかなかそうはいくまいね」

狙い目の野菜はレタス、キャベツなどの葉物野菜
一方で、比較的安価なねらい目を聞きました。
コープ余戸 中村優副店長:
「今だったらこちらのレタス。昨年は大雨の影響ですごく高騰してたんですが、今年は適正な価格でご提供できています」
レタスが171円、キャベツが214円など、葉物野菜が去年と比べればお買い得だということだ。
家計には厳しい食欲の秋。
しばらくは我慢と工夫が必要かもしれない。
