任期満了に伴う鶴岡市長選挙が28日告示され、3人が立候補を届け出た。
三つ巴の選挙戦は2009年以来、16年ぶり。

鶴岡市長選挙に立候補したのは、届け出順にいずれも無所属で、新人の会社役員・喜多恒介さん36歳、現職で3選を目指す皆川治さん50歳、新人で元県議の佐藤聡さん57歳の3人。

(無所属・新人 喜多恒介さん)
「今回の市長選挙鶴岡が消滅するかどうかこれを選択する選挙、この鶴岡を豊かなまま次世代につないでいくために子育て政策、住宅政策、医療政策、そして子どもたち大人たちが学べるような教育政策充実させていきます。これ無くして鶴岡が消えてしまうという未来を避けることはできません」

新人で埼玉県出身の喜多さんは、今年5月に鶴岡市へ移住し、選挙戦に挑むのは今回が初めて。少子化に歯止めをかけ、空き家を活用し、移住者を増やすなどの政策を訴えている。

(無所属・現職 皆川治さん)
「人口減少に立ち向かっていく中での若い世代女性子育て世代が地元に定着できる戻って来れるそのためには、皆様が安心して働ける職場そしてこれからも成長していく職場が必要。今年度新しい産業団地の整備に着手し、15ha用地を増やして若い人たち安心して働ける職場をさらに増やしていく」

現職の皆川治さんは、学校給食の無償化など8年間の実績を強調。「産業の強化」や「観光振興」を軸に、女性や子育て世代に選ばれる街づくりを目指す。

(無所属・新人 佐藤聡さん)
「鶴岡をもっと元気にしてほしい子どもが未来に希望を持てるようにしてほしい。
そんな皆様の声を実現する大事な選挙でございます。民間の経験を生かして市に新しい活力をもたらす、財政の健全化を図って赤字財政からの脱却、そして市役所からハラスメントを無くす。そういうことをすることによって鶴岡市はますます元気になる。一人一人が輝く鶴岡。そして若者が希望を持って鶴岡に住み続けたい住んでみたいと思える鶴岡を作ってまいります」

前回の鶴岡市長選で敗れ、2度目の挑戦となる佐藤さんは、「行財政の健全化」「ハラスメント撲滅」などを打ち出し「女性や若者に選ばれるまちづくり」を訴えている。

鶴岡市長選の投開票は、来月5日。

さくらんぼテレビ
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