自民党総裁選挙に立候補している小泉農林水産相は、陣営内の動画配信サイトへの投稿要請をめぐり、牧島かれん元デジタル相が陣営の総務・広報班長を辞任したことを明らかにしました。
牧島元デジタル相は、事務所が小泉農水相に好意的なコメントを動画配信サイトに投稿するよう陣営関係者にメールを送っていました。
自民党・小泉進次郎農水相:
きのう当該議員(牧島氏)の方から「政策の議論にこれ以上水を差すことは良くない」と。当該議員のもとには殺害予告、そして事務所に対する爆破予告。命の危機を感じている中で、担当(総務・広報班長)からは外れるということになりました。
牧島元デジタル相が辞任の意向を示し、小泉農水相らが受け入れました。
小泉農水相は「最終的に選対で起きたことというのは私の責任です」「二度と同じようなことはあってはなりません。最後まで緊張感を持って戦い抜きたいと思います」と述べました。
一方、国民民主党の玉木代表は自身のSNSに「陣営だけでなく自民党全体に対する信頼を大きく揺るがす事案だ。国政選挙でも、自民党はステマを行っているのではないかと疑わざるを得なくなる」と投稿しました。
総裁選の5人の候補者は、28日はフジテレビの「日曜報道 THE PRIME」で議論する予定です。