イスラエルのネタニヤフ首相は26日、国連総会の一般討論で演説し、パレスチナ国家の承認は「狂気の沙汰」だと非難しました。
一方で、イスラエルへの抗議を示すため退席する代表団の姿もありました。
イスラエルへの抗議を示すため複数の国の代表団が退席する中、ネタニヤフ首相は26日、イギリスやフランスなどがパレスチナ国家を承認したことを強く非難しました。
イスラエル・ネタニヤフ首相:
あなた方の恥ずべき決定は、ユダヤ人と世界中の罪なき人々へのテロを助長する。
また、ネタニヤフ氏はイスラエルの隣にパレスチナ国家を樹立することは「狂気の沙汰」だと反発し、「2国家共存」を改めて否定しました。
その上でネタニヤフ氏は、イスラム組織ハマスを壊滅する必要があるとして、パレスチナ自治区ガザでの戦闘の正当性を主張しました。
一方、アラブメディアは、ガザ地区では26日だけで51人が死亡したと報じていて、国連本部のあるニューヨーク・マンハッタンには数千人が集まり、イスラエルに大量虐殺をやめるよう抗議するデモが行われています。