南城市の古謝市長のセクハラ問題を巡り、26日、市議会では古謝市長への不信任決議が賛成多数で可決されました。

市議会では26日、議会を傍聴しようと多くの市民が集まり、傍聴席に座れなかった人たちも議場の外で審議の行方を見守りました。

古謝市長のセクハラ問題を巡っては、市が設置した第三者委員会がセクハラ行為を認定し、市長に辞職を提言しましたが、古謝市長は任期満了となる2026年2月まで続投する意思を示しています。

いっぽう、被害を訴える職員に古謝市長が口止めを図った音声データの存在が明らかとなっています。

市議会では26日午後、市長を支える与党議員が不信任決議案の提案理由を説明しました。

南城市議会 与党 安谷屋正議員:
これ以上市政の混乱状態を放置することは、今後の南城市、また市民にとって避けなければならないとの判断から、市長の不信任やむなしとの決断にいたり、古謝市長の不信任を求めます

その後の採決では与党議員の1人が退席し、無記名による投票の結果、賛成が15人、反対3人で古謝市長への不信任決議が可決されました。

市民:
やっとここまできた。すごく長かったという気がします。もっと早くに市の方も、それから市議会も対応してくれていたら、ここまで苦しむ人がたくさん出ないですんだんじゃないかなと思います

市民:
諦めずに闘ってきたこと、その結果が可決と言う事で、頑張ってきてよかったと思います

不信任決議が可決されたことで、古謝市長は10月6日までに辞職か議会の解散かを判断することになり、期限を過ぎた場合は失職となります。

議会後、古謝市長は報道陣に「僕はやってません」と述べ、自身の去就については周囲と相談して決めると述べました。

沖縄テレビ
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