北海道函館市で、ハローワークに放火しようとした罪などに問われている男にたいし、函館地方裁判所は執行猶予のついた有罪判決を言い渡しました。
函館市の無職、石戸誠治被告は2025年1月、ハローワーク函館で灯油をまいてライターで火をつけ、放火しようとした現住建造物等放火未遂などの罪に問われています。
9月25日、函館地裁で開かれた判決公判で、村山智英裁判長は、「放火を選択することは明らかに度が過ぎている」「相当量の灯油をまいて火を放ったことは甚大な被害を生じかねない危険な犯行である」などと指摘。
一方で、「狙いは建物全体を燃やすことではなく、あくまで自分の言い分を通すために行った」「申し訳なかったと謝罪の言葉を述べた」などとして石戸被告に懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。