9月末で閉園するノースサファリサッポロ(札幌市南区)が、国道沿いで計画していた新たな看板の設置を断念したことが9月25日、わかりました。
新看板は園から北西約1.5キロの国道230号沿いに、9月限定で設置される予定でした。
札幌市は8月19日、屋外広告物条例に基づき設置を許可していました。翌20日、運営会社に「広告面を出すときは事前に時期を知らせて欲しい」と伝えていました。
市によりますと、8月20日以降、職員が連日現地確認を行っていましたが、看板が取り付けられた形跡はありませんでした。
北海道ニュースUHBが取材した8月24日には、設置作業用の鉄パイプが鉄骨周辺にありましたが、市が確認した8月29日には撤去されていました。
新看板をめぐっては、道内の報道各社が設置計画を報じています。運営会社の代理人弁護士は「世論の反響などを鑑み、設置を取りやめたようだ」と説明しています。
ノースサファリサッポロは100棟以上の違法建築物問題で9月末での閉園が決定しており、残り5日となっています。