「職員の進言も受け入れなかった」。愛媛県の西条市の市長が市議会などに説明せず、約26億円をかけて新しいホールの建設など2事業を計画していた問題で、市議会は高橋敏明市長に猛省を求める決議案を25日に可決しました。

西条市の高橋敏明市長は、市内の商業施設の敷地に多目的ホールの新設と、休館中の温泉施設の健康増進施設への改修を計画。2つの事業の総事業費は約26億円で、国へ交付金を申請し正式決定を受けました。

しかし議会側は事前に説明されておらず反発し、高橋市長は計画の中止を9月22日に発表しました。

西条市議会は最終日の25日、市議26人から「職員が慎重な対応を進言したにも関わらず、意見や懸念を全く受け入れなかった」などとして、高橋市長に猛省を求める決議案が提出され、賛成多数で可決されました。

市政運営の改善を含む「猛省」を求められた高橋市長は「大変厳粛に受け止めている。これからは議員を始め市民にしっかりと丁寧な説明をして、職員との良好な関係を築きあげ市政の信頼回復にしっかりと前進したい」と話しました。

高橋市長は交付申請の取り下げを22日付けで申請。26日以降に国へ直接謝罪するとしています。

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テレビ愛媛
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