最新のドローンが集められた「ドローンサミット」が、名古屋市港区のポートメッセなごやで開かれています。“水陸両用”や“段ボール”のドローンなど、最新の機体が披露されています。

■水中の映像もはっきりと…水陸両用のドローン

会場には、全国から135の企業や自治体が集まり、様々な最新ドローンが展示されています。

ニュースONE
ニュースONE
この記事の画像(6枚)

「Prodrone」が開発した水空両用ドローンは、海面に近づくと、着水後に水中ドローンが分離します。

ニュースONE
ニュースONE

沖合の養殖場の水中をモニタリングした映像では、銀色に光るサケがはっきりと映っているのが確認できました。

ニュースONE
ニュースONE

株式会社Prodroneの菅木紀代一CTO:
「ダイバーが潜る場合、調査したい場所まで船で行って、そこから潜ることが必要になる。この場合は飛んでいけるので、非常に時間の短縮が可能になる」

■自衛隊の訓練や災害でも活用へ…「段ボール製」のドローン

名古屋のスタートアップが開発した「段ボール製」のドローンも展示されています。一般的なドローンに比べ、価格は10分の1から100分の1です。気になるのはその性能です。

ニュースONE
ニュースONE

株式会社AirKamuyの小林翔吾CTO:
「速度120キロ程度で飛行が可能になっております。段ボールでも他の機体と遜色ない性能になっております。表面に撥水加工がされている耐水性の段ボールでして、ちょっとした雨でしたら何の問題もなく飛行することが可能です」

重さ1.5キロの荷物を運ぶことができ、航続距離はおよそ100キロ。自衛隊の訓練で「標的機」としての利用を模索しているほか、将来的には災害現場での物資輸送も目指しているといいます。

ニュースONE
ニュースONE

このほか、空飛ぶクルマなども展示されているドローンサミットは、9月25日まで開かれています。

東海テレビ
東海テレビ

岐阜・愛知・三重の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。