国連安全保障理事会は23日、ウクライナ情勢をめぐる首脳級会合を開き、ウクライナのゼレンスキー大統領が和平に向けて団結を呼びかけました。
国連総会と並行して開かれたこの会合で、ゼレンスキー大統領はロシアについて「アメリカを恐れている」と述べ、停戦後のウクライナの「安全の保証」にアメリカが関与することの重要性を強調しました。
さらに、防空システムを強化して空からの攻撃を封じれば「ロシアは地上でも戦争を継続できない」と指摘し、各国に団結してロシアへ圧力をかけるよう訴えました。
会合にはアメリカのルビオ国務長官も出席し、和平に向けた状況について「停滞どころか、さらなる激化の兆候さえある」と不満を示したうえで、「追加制裁を課す選択肢がある」とロシアに警告しました。
ゼレンスキー大統領は24日に国連総会で一般討論演説を行う予定です。