次の自民党総裁をめぐる選挙戦は3日目を迎え、24日は候補者同士による討論会や街頭演説が行われ、5人の候補者が経済政策などをアピールしました。

小林鷹之元経済安保相:
頑張れば報われるんだ、その実感を持っていただくこと。そのことが次なる成長につながって、社会がさらに強くなると私は信じています。日本の力はこんなもんじゃない。世界の真ん中に日本を立たせるために頑張らせていただきます。

茂木敏充前幹事長:
国民の求める結果を出す。当面の物価高対策。ガソリンの暫定税率の廃止はじめ、スピーディーで効果のある政策を実行に移していきます。物価高が上回る賃上げ。これを確実に実施していく。

林芳正官房長官:
経験と実績で未来を開く。みんなでこの暗い状況を一致団結して乗り越えていく。そのことでこの言葉が本当になる。夜明け前が最も暗い。夜明けは近い。この日本を実現していきたいと思います。

高市早苗前経済安保相:
戦略的な危機管理投資で経済成長へ。今や世界の潮流は様々なリスクを最小化するために、官民でしっかりと投資を行う。日本もそうあるべきだと思っております。

小泉進次郎農水相:
インフレ対応型の経済運営に転換をさせていきます。物価高対策としてガソリンの暫定税率の廃止、所得税も基礎控除等を物価や賃金に上昇に合わせて引き上げていくことで、インフレ対応型に進めていきます。

一方、少数与党の状況で安定政権を目指す連立の枠組みについては、高市氏が「一刻も早くきっちりした連立政権を作る」と述べたのに対し、小林氏は「連立ありきではない。個々の政策に真摯に向き合う中で信頼関係ができ、結果として連立になる」と強調するなど、温度差が浮き彫りになりました。

また、候補者同士の討論では、1巡目で3人の候補が小泉氏に質問を集中させ、「2030年度までに平均賃金100万円増を目指す」とした小泉氏の公約をただしました。

その後、午後4時からは東京・秋葉原駅前で、5人の候補そろっての初めての街頭演説会が行われました。

小林鷹之元経済安保相:
自民党を再起動させます。新しい世代が全面に立って、もっともっと前に出て、思い切って引っ張っていく。

茂木敏充前幹事長:
それぞれの人がやりがいを感じ、高い報酬が得られるような働き方。それによって賃金を上げていくんです

林芳正官房長官:
官房長官として結果を出し切れなかった。その反省をしっかりと持ちながらも、いい政策はしっかりと引き継いでいく。

高市早苗前経済安保相:
これからも皆さまの命と安全を守るために私は命をかけてまいります。国の究極の使命、私、高市早苗に果たさせてください。

小泉農水相:
しっかりと自民党を1つにまとめ、最高のチームを作り、国民の皆さんの信頼の回復に全身全霊を尽くすことを心からお約束申し上げます。

街頭演説会は、26日は名古屋市、10月2日には大阪市で行われます。

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