子供たちに日本伝統の落語に親しんでもらおうと、宮崎市の小学校で県内出身の落語家を招いて特別授業が行われました。

宮崎市の小戸小学校で行われた特別授業には、6年生50人が出席。
講師は、日向市出身の落語家 桂歌春さんです。

歌春さんは子供たちに落語を身近に感じてもらおうと、15年前から毎年、県内の小学校でこの授業を開いています。

24日は、ある日 突然人間になった野良犬シロが、犬の習性を忘れられず、街中でさまざまな騒動を起こす古典落語「元犬」を披露しました。

(桂 歌春さん)
「歩ける歩ける。気持ちがいい。人間だ人間だ。ああこんにちは、みんな見てる。は!いけねぇ。そうだよね。えぇ!」
「ゆすいだ水をぺろぺろ舐めるんじゃねぇ。きたないねこの人は」

この後、児童たちも歌春さんに教わりながら小噺を披露…。

(児童)
「ぶーん。うるせぇ!はえぇ…。」

教室は笑いに包まれていました。

(児童は)
「最初は落語に興味がなかったが、聞いていくうちに興味が出てきて、もっと知りたくなった。みんなを笑顔にできるような人になりたい」

(児童は)
「テレビよりも分かりやすくて、いろんなオチや話があるんだと思った。ただ喋るだけではないという落語の楽しみがよくわかった」

児童たちはよどみない語り口や表現豊かな落語の世界に触れ、その魅力を存分に感じた1日となったようです。

テレビ宮崎
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