【ジュニア男子】田中蓮音が優勝
東日本選手権には上位8名に加えて、シード・中田璃士、ジュニアGPシリーズ出場のため予選免除されている森遼人、蛯原大弥が進出した。

優勝は田中蓮音。
今シーズンからショート、フリー両方に組み込んでいるトリプルアクセルを着氷させ、東京ブロック初優勝。「自身にマッチしている」と語る継続のフリーは得意のアクロバットが盛りだくさんの見どころが多いプログラム。

側転やニースライド、高さのあるバレエジャンプを披露するたびに大きな歓声が上がっていた。
昨シーズン初めて全日本ジュニアに出場し飛躍した田中は、今季がジュニアラストシーズン。
東日本選手権では「自分の持ち味である表現、ダンスを見せていきたい」と意気込みを語った。今季も独自の色を持つ“田中蓮音ワールド”で会場を沸かせる演技が期待できそうだ。
【ジュニア女子】優勝は髙木謡
東日本には上位14名に加えて、シード・島田麻央が進出した。
優勝は髙木謡。

JGPの1戦目、5位だったラトビア大会の悔しさから立ち直れずにいたところ、同じMFアカデミーの青木祐奈から激励の言葉をもらい、「このまま落ち込んでいても何も変わらない」と気持ちを切り替えて今大会に向けて練習を積んできた。
ショートは宮本賢二さん振り付けの『AsLongAsYou’reThere』。憧れの坂本花織が23-24シーズンのショートにしていた髪形で気合を入れると、大きなミスなく伸びやかな滑りを披露。「100点の出来ではなかったんですが、とりあえずまとめることができたのかな」と振り返った。
ジャンプと表現を1から練習し直した継続のフリーは新衣装で登場。
ラトビア大会と似たようなジャンプのパンクに「もっと練習し直さなきゃな」と反省するも、今大会を通してスピンはすべてレベル4を獲得するなど、手ごたえも感じる演技となった。
去年の全日本ジュニアでは14位と不本意な結果に終わった髙木。
今大会と同会場で行われるリベンジの全日本ジュニアへ向け、辰巳のリンクで「週2回くらい滑らせてもらっています」と気合十分だ。
まずは東日本から、「ジャンプだけじゃなくてスピン。ステップ、表現を磨いてもっとトップの選手と争えるようにしたいです」とトップに食らいついていく。