「パチンコに使用…夫に現金を求め断られた」。愛媛県松山市で去年10月に男性がインスリンを注射され昏睡した事件で、傷害の罪に問われている妻の動機が、松山地裁で22日に開かれた初公判で示されました。
傷害の罪に問われているのは、松山市出身で住所不定・無職の田村一美被告(59)です。
起訴状などによりますと、松山市出身の田村被告は当時の市内の自宅で去年10月、自身に処方されていたインスリンを寝たきりだった夫(当時57)に注射し、低血糖性による昏睡状態にさせた罪に問われています。夫はまもなく回復したものの、別の病気で去年12月に死亡しています。
初公判で田村被告は起訴内容を認めました。
検察は動機について、田村被告が現金を求めたところ、夫はパチンコなどに現金を使っていることを知っていて断わったため、腹を立てて犯行に及んだことを示しました。
次の裁判は11月7日に開かれ、被告人質問などを経て結審する見込みです。
#愛媛県 #松山市 #事件 #裁判 #夫婦 #インスリン #注射 #昏睡 #妻 #動機 #検察