鳥取県内で運用されているドクターヘリが、運航を委託している会社の整備士不足を理由に、来月18日から5日間、運航休止となることが分かりました。
5日間の休止が決まったのは、鳥取県と関西の自治体でつくる「関西広域連合」が、米子市の鳥取大学附属病院を拠点に運用しているドクターヘリで、23日に開かれた広域連合の委員会で報告されました。
休止の理由は、ヘリの運航を委託している兵庫県の会社で、搭乗する整備士が確保できないためとしていて、広域連合内の病院を拠点に運用しているドクターヘリ8機が順次、運航を休止。
鳥大病院では、来月18日から22日までの5日間、休止となります。
運休期間中は、鳥取県の防災ヘリをはじめ、島根県や広域連合・各府県のヘリで代替機能を果たす体制を整えるとしています。
鳥取県のドクターヘリの運航休止は7月にも発生していて、理由は同じ委託会社の整備士不足でした。
委託会社では、12月までは整備士確保の目処が立たず、安定した運航体制が取れない可能性があると広域連合に説明しているということです。
平井知事は「再びの運航休止は誠に遺憾。契約違反を追求し再発防止を強く求める」とコメントしています。