庄原市でひとり暮らしの高齢女性が何者かに殺害された事件は、遺体発見から3カ月が経ちましたが容疑者の特定には至らず、周辺住民に不安な日々が続いています。

【竹内記者】
「周りの田んぼの稲は実をつけています。コスモスが咲いてまわりの景色は季節の移ろいを感じさせますが、規制線の先、家主を失った現場の家は3カ月前とかわらぬままです」

6月24日夕方、庄原市東城町の住宅で、この家に一人で暮らす矢吹定代さん(84)が頭や顔面を硬いもので複数回殴られ殺害されているのが見つかりました。

遺体発見前日の朝に近くの住民が矢吹さんの姿を目撃していて、矢吹さんは、その後殺害されたとみられます。

警察は、矢吹さんの親族や周辺住民への聞き込みを繰り返し行っていますが、容疑者につながる有力な手がかりは得られていないということです。

また、怨恨や強盗などあらゆる可能性を含め捜査を進めていますが、容疑者の動機も絞れず、周辺の住民の不安な日々は続いています。

【近隣の住民は】
「早く解決してほしい。安心して過ごせる、寝れるようになってほしい」

警察は、50人態勢で捜査を続けていて、これまでに60件の情報が寄せられているということです。

テレビ新広島
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