訪米中の石破首相は、日本時間24日午前11時過ぎに国連総会で一般討論演説を行い、安全保障理事会を拡大する必要性などを訴えました。
同行するフジテレビ政治部・高橋洵記者が中継でお伝えします。
石破首相は、ロシアによるウクライナ侵略などを念頭に、国連の機能に疑問を呈し、安保理改革の必要性を主張しました。
石破首相:
はたして、現在の国連は当初期待された役割を果たしているのか。その機能を十全に発揮できているか。
石破首相は、日本時間の24日午前11時過ぎから一般討論演説に臨み、常任理事国が拒否権を持っていることの弊害を指摘した上で、安保理改革を強く国際社会に呼びかけ、日本の常任理事国入りを念頭に「常任・非常任の双方の理事国拡大は必要だ」と主張しました。
また、パレスチナ情勢について、「二国家解決というゴールに一歩でも近づくような、現実的かつ積極的な役割を果たし続ける」と、日本の立場を強調しました。
演説に先立ち、石破首相はアメリカのトランプ氏と短時間の立ち話を行い、「世界の平和と繁栄を実現する上で、日米同盟の重要性は今後も変わらない」と強調するとともに、自らの退陣を前に「これまでの友情と信頼への感謝」を伝えています。