三次市にある「湯本豪一記念日本妖怪博物館」、通称・三次もののけミュージアムに、湯本氏が所蔵する新たな資料が寄贈されました。
資料を寄贈したのは民俗学者で博物館の名誉館長を務める湯本豪一氏で、室町時代以降の妖怪に関する絵巻や錦絵、玩具など732点です。
湯本氏の寄贈はこれが2回目で、前回2016年にはおよそ5500点を寄贈しています。
室町時代の作品「是害房絵巻」は、中国から渡ってきた天狗が比叡山の僧侶と法力比べをしたという説話を描いたもので、全長は7メートル余りあります。
【湯本豪一記念日本妖怪博物館・湯本豪一名誉館長】
「絵巻にとっても安住の地を得たのではないかと考えています」
【湯本豪一記念日本妖怪博物館・植田千佳穂館長】
「皆さんに楽しんでいただければと思いますので、ぜひお越しください」
今回寄贈された作品を含む資料の展示会は、来月16日から行われる予定です。