ラグビー・釜石シーウェイブスは9月21日、東日本大震災が発生した年から交流を続ける、国内トップクラスの静岡県のチームを招いたメモリアルマッチを岩手県釜石市で開催しました。
松澤凱斗アナウンサー
「“釜石絆の日”に合わせて行われるこの試合。選手たちは特別な思いでこの試合に臨みます」
2019年にラグビーワールドカップの公式戦が開催された釜石市では、震災復興へ寄せられた支援への感謝の思いを次の世代に伝えようと「釜石絆の日」というイベントを毎年、開いています。
2025年は震災の直後から交流を続ける静岡ブルーレヴズとの試合「ともだちマッチ」が開催されました。
序盤、釜石シーウェイブスがペナルティゴールで3点を奪いますが、立て続けにトライを許し大きくリードされ、前半を終えます。
反撃したい釜石シーウェイブスは後半7分、チームの得点源・千葉健が魅せます。つないで走る相手にタックルされながらも執念を見せ、チーム初のトライ。
さらに、新加入の司令塔・岡も続きます。相手の隙を見逃さずトライ。
しかし追い上げ届かず、27対81で敗れたものの、ラグビーのまち釜石のスタジアムは大きな声援に包まれました。
釜石シーウェイブス ゲームキャプテン 山田龍之介選手
「釜石のまちでプレーする責任をまずはしっかり果たしたい。静岡ブルーレヴズが震災後から毎年来てくれる。試合を組んでくれる縁にも感謝して(プレーした)」
両チームは今後もラグビーを通じて復興支援を続けていきたいとしています。
(岩手めんこいテレビ)