岩手県盛岡市出身で旧5000円札の肖像にもなった新渡戸稲造の生誕の地の付近に「新渡戸通り」という愛称が付けられることになり、9月23日に看板の除幕式が開かれました。

23日は新渡戸稲造生誕の地・盛岡市下ノ橋町にある新渡戸緑地に、盛岡市の内舘市長や町内会の関係者などが集まり、看板の除幕式が行われました。

新渡戸稲造は1862年に盛岡に生まれ、農政学などを学び、東京女子大学の初代学長や国際連盟の事務次長を務めたほか、日本人の道徳観について記した著書「武士道」でも知られています。

下ノ橋町内会では2年前、市に対し町内の通りに新渡戸の名前を付けることを要望していて、新渡戸緑地から約100mの区間を「新渡戸通り」と呼ぶことになりました。

下ノ橋町内会 天野敏明会長
「新渡戸稲造先生が『学問よりも実践』と言っている。私たちも一つ一つコツコツと積み上げてきた。新渡戸通りの除幕式ができて大変うれしい」

下ノ橋町内会では新渡戸の名前の発信を通して地域の活性化につなげたいとしています。

岩手めんこいテレビ
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