秋分の日の9月23日、静岡県内はこの時期らしい過ごしやすい気温となり、各地で季節のイベントや伝統行事が開かれ多くの人でにぎわっていました。
たわわに実った秋の味覚のひとつ・ぶどう。
富士宮市の観光農園ではいまシャインマスカットや赤く大粒のクインニーナなどが収穫時期を迎えています。
祝日の23日は朝から家族連れが訪れ、色や大きさを確かめながら好みのぶどうを収穫していきました。
娘:
楽しかった。ぶどうパーティーとか開けそう
母親:
収穫はすごく簡単でした。子供たちも台があり、説明も丁寧にしていただいたので、とても獲りやすかったです
一方、沼津市の伊豆・三津シーパラダイスでは親子連れが釣りに挑戦。
水族館の敷地が海とつながっているのが特徴で、海の生き物を身近に感じてもらおうと週末と祝日に開かれている人気のイベントです。
竿をあげるタイミングが遅れてエサを取られてしまう場面も見られましたが、スタッフのアドバイスでコツをつかむとイシダイの幼魚やハタの仲間などを釣り上げていました。
父親:
どんな感じだった?
息子:
竿の上の方が曲がってた
父親:
どうでした?
娘:
楽しかった
父親:
とても良いかと思います。楽しかったです
釣った魚は水槽に入れられ、子供達は泳ぎや外見など海が育む命の尊さや豊かさを感じている様子でした。
立ち泳ぎで池の中央へと進む若者たち。
御前崎市の池宮神社で行われたのは遠州七不思議の1つに数えられている奇祭・桜ヶ池のお櫃納めです。
龍神となってこの池に住んでいるという言い伝えのある、平安時代の名僧・皇円阿闍梨の供養祭で800年以上続いています。
池に入った若者たちは五穀豊穣などを願いながら池の中央付近で赤飯の入ったお櫃を沈めていき、訪れた人たちも興味深そうに見入っていました。
男性:
知ってはいたけれど、見るだけ見ても奇妙だなと思う
子供:
(池の中は)寒いのに泳いでいてすごいと思った
伝説では数日後にお櫃が空になって浮いてくれば願いが叶うと言われていて、今年は全国から寄せられた約40個のお櫃が沈められたということです。
光田有志アナウンサー:
静岡市清水区のエスパルスドリームプラザです。こちらでは秋のお菓子・パンフェアが開催されているということで大勢の人でにぎわいを見せています
食欲の秋。
エスパルスドリームプラザにパンやスイーツがズラリ。
訪れた人たちは気になったものを品定めしたり、店員におすすめの商品を聞いたりしながら買い求めていました。
秋の味覚・栗をふんだんに使った袋井市のレストランのスイーツを試食してみると…
光田有志アナウンサー:
口の中に入れた瞬間に栗の香りがふわっと広がります。生地もサックサクで栗もしっとりしていて本当に美味しいです!
また、テラス席ではパンやスイーツをさっそく楽しむ人たちの姿がありました。
女性:
お昼ご飯をここで食べようと思って、いろいろ好きなものを買って来ました
男性:
このモンブランのお団子のタイプのもの初めて見たので選んでみました。ほうじ茶味なんですけど、秋らしくてモンブランですし、とても美味しいです
秋分の日の9月23日、最高気温も平年並みで過ごしやすい1日となった静岡県内。
各地で秋の思い出が作られていました。