2026年の春のセンバツ甲子園につながる秋の高校野球岩手県大会は、9月23日に2回戦4試合が行われ、ベスト8が出そろいました。
このうち、様々な縁でつながった専大北上と大船渡の試合は接戦となりました。

高橋裕二アナウンサー
「夏の大会でも2回戦で激突した両チーム。大船渡が雪辱を果たすのか、専大北上がまたも勝利をつかむのか。実力伯仲の注目の一戦です」

専大北上の先発はエース・磯谷瞬です。初回に自己最速を更新する140km/hを2度マークするなど、力のあるストレートで三振の山を築いていきます。

2点を追う大船渡は、4回にワンナウトランナー2塁・3塁として、バッターボックスには6番・熊谷郁海。
マウンドの磯谷は大船渡市の出身で、2人は保育園からの幼馴染です。

小中学校のチームメイト対決は、熊谷が巧みなバットコントロールを見せセンター前へ返し、大船渡が1点差に迫ります。

対する専大北上は機動力で突き放しにかかります。

7回、2番・青木洸翔がタイムリーヒットで出塁すると、すかさず2塁へ盗塁し、さらにその次のボールで3塁へ。連続盗塁でプレッシャーをかけます。
これがワイルドピッチを誘い、わずか3球でホームを陥れます。

追加点をもらった専大北上の先発・磯谷は12個の三振を奪う力投で応えました。

専大北上が2024年の秋から4大会連続となるベスト8に名乗りを上げています。

専大北上 磯谷瞬投手
「大船渡を離れて北上に来て、自分の成長を見せられる機会がなかったので、今回対戦する形で見せられて良かった」

この他の試合結果です。
一関学院と盛岡誠桜がコールド勝ち、公立同士の対決は一関一高が制しています。

<試合結果:きたぎんボールパーク>
第1試合:専大北上 6-2 大船渡
第2試合:一関学院 12-0 北桜(5回コールド)

<試合結果:花巻球場>
第1試合:一関一 5-3 水沢
第2試合:盛岡誠桜 12-2 一関二(7回コールド)

(岩手めんこいテレビ)

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