23日午後、鹿児島県南九州市頴娃町の石垣漁港の沖合で漁船1隻が転覆し、2人が海に投げ出されました。

1人は地元の船に救助され命に別条はありませんが、もう1人は、海に浮かんでいるところをヘリコプターが発見し、病院に搬送しました。

中川雅温記者
「南九州市の石垣漁港です。転覆した漁船の引き上げ作業が行われています」

警察などによりますと、23日午後2時前、南九州市頴娃町の石垣漁港にいた目撃者から「船が転覆している」と110番通報がありました。

鹿児島海上保安部の巡視艇とヘリコプターが救助に向かったところ、漁港から南へ数百メートルの沖合で、漁船「第二和美丸」が転覆していました。

船には男性2人が乗っていて、1人は船のスクリューにつかまっているところを地元の船に救助され、命に別条はありませんでした。

地元の船に救助された人
「帰る途中だった 港に。(波の高さは)4m、5m。折れてきた、波が」
Q.波が折れる?
「うねりだけじゃない。3度も4度も投げ出された。泳いでエンジンにつかまった」

もう1人は海に浮かんでいるところを鹿児島海上保安部のヘリコプターが発見して、鹿児島市内の病院に搬送されたということです。

容体はわかっていません。

漁船は伊勢エビ漁の準備から帰る途中でした。

地元の人などによりますと、23日の海上は波が高く、荒れていたということです

鹿児島テレビ
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