23日昼前、鹿児島県霧島市の鹿児島空港で、離陸直前の日本航空の旅客機の機内で煙が確認され、乗客乗員245人全員が避難しました。

けが人はいませんでした。

日本航空によりますと、23日午前11時ごろ、霧島市の鹿児島空港で鹿児島発羽田行きの日航644便ボーイング767型機が、乗客全員の搭乗を終えて離陸準備中だったところ、機内で煙が確認されました。

このため、この便に乗っていた乗客236人と乗員9人は全員が避難し、けが人はいませんでした。

機内から避難
「煙臭さが感じられて、(機内を)見た感じ煙っぽかった。『出てください』と言われ、慌てて出てきた」
「煙い感じはうっすらした。もくもくというほどではなかった」

当時、機内のエアコンや照明に電力を供給する補助動力装置を起動した際に煙が確認されたということです。

今のところ火災の痕跡は見つかっていませんが、安全の確認と整備のため644便は欠航となりました。

他の便の運航に影響はありませんでした。

池田政昭記者
「JALのカウンター前です。便の変更や払い戻しを求める人でターミナル内はこの混雑です」

23日は祝日ということもあり、突然の欠航に列に並んだ多くの人からは困惑の声が聞かれました。

カウンターの列に並ぶ人
「きょう(東京へ)帰れたらいい。あしたは仕事なので、あしたは有休を使わないといけないのかどうか早く便が決まってほしい」
「(振り替えの便が)決まっていない。並んでいるので取れるかもわからない。東京に行けることを願います」
「状況がよくわからないからどうなるか不安」

日本航空が煙が発生した原因を調べています。

鹿児島テレビ
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